おうちでレッスン*お家で着物
2020年 04月 28日
おうちでレッスンpart3
『豆千代流 きものはじめ』より
今回も長文になりますが、
今のうちに、お家でレッスンして着物の腕を磨きましょう♪
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『着物は、着るのが大変なんじゃないの?』
まったくそんなことはありません。これ も“前に振袖を体験した時のトラウマ” (笑)から生まれた誤解です。振袖は、着物の中で最も重くて窮屈で大変な特殊な着物なんです。だから昔は振袖を着るときは「お袖持ち」といってお付きの人が いました。豆千代でも振袖を着て1日過 ごせば、へとへとに疲れること保証付です。
着るのが大変とか、着てて窮屈とかいうイメージが着物にあるのは、もうひとつ 理由があります。ショップで私がお客さん と接したときに気づくのは、腰紐をぎゅうぎゅう、まるで親の敵のように(笑)締めつけている人の多いこと多いこ と。これは、着物ビギナーのかただけではなく、中級者のかたにさえ多く見受けられます。これではくつろげませんし、第一、お友達と食事したときなど大変です。
そこまできつく締めたくなる理由は、大体、想像がつきます。みなさん、 着崩れへの恐怖心があるのです。これを解決するために、豆千代はこ んな提案をしています。
「おうちで着物を着て過ごしてみましょう。」
これは、私自身がかなりやったから 言えるんです。人は家の中にいても何やかや身体を動かしているもので、立ったり座ったりしているうちに必ずどこか着崩れてきます。どこをどうしたら、その着崩れは直るのか、鏡を見ながら人目 を気にせず研究にいそしんでください。
そして、ここからが本題なのですが、 紐をうんとゆるめて過ごしてみてほしいのです。そうすれば、着崩れたときにどこの紐をしっかり締めて、どこの紐を締めなくていいかが、どんどん身を持ってわかるようになります。
この講座のテーマは、「日常着としての着物ライフ」。昔は着物を毎日着て暮らしていたわけですから、振袖のように大変なわけがありません。普段着というのは気軽にらくらく着られるよう に作られているんです。着付け教室に何日も通う必要はありません。着付けの「手順」なんて、着物の構造さえわかれば1日でマスター出来ます。今は、まずそれだけをわかってください。
文章/豆千代著『豆千代流 きものはじめ』
「日経スマートウーマン」2014/12~2015/1掲載より
♪♪名古屋帯を半巾帯に替えれば、更にお家お仕事がラクチンです♪♪
やさしい茶色とピンクの組み合わせがさらっと着られる普段着物に
インクジェット名古屋帯「百合」は水彩画タッチなインパクト。
オランダのロリータショ―にて、ドイツの民族衣装研究科、Spreeさんと
♦ 着物:ノスタルジー
♦ 草履:AIR草履 レディバタフライ 白*生成り鼻緒
徹底的に修正を重ね、アンティークの要素を残しつつも、