浴衣と単衣の違いって何?
2010年 06月 19日
着物を難しいものに感じさせるひとつに「決まりごと」があります。
今回はそのなかでも「夏物について」レクチャーします
そもそも、浴衣と単衣の着物の違いって何でしょう?
そうです。まずは着方ですね。
浴衣は、素肌の上に1枚で着ます。(正確には肌襦袢の上ですけど)
単衣の着物は、下に長襦袢を着るので、襟元には半襟が覗きます。
じゃあ、木綿の着物と浴衣の違いって?
着物が日常着だった頃は、その区別がはっきりと分かれていました。
浴衣は「浴衣らしい柄」しかなかったからです。
すなわち、色は「紺と白」。注染、または絞りで、涼を呼ぶっすきりとした柄が好まれていたそうです。
今は、浴衣と言われているものにも、いろいろな色・柄・素材が出てきました。
絵羽物の浴衣なんていうのもあるし、素材ではなんといっても大好評のセオα(アルファ)の登場が大きいですね。
素材はポリエステルですが、「夏のポリは暑い~!」というイメージを払拭してくれた優れもの。
こればかりは、着てみないと分からない快適さなのですよ~
最先端の技術で、木綿よりも涼しい素材ができるなんて、今の時代にぴったりのまさに「実用浴衣」です。
ということで、単衣の着物と浴衣、その差が曖昧になりつつある昨今。
普段着着物ユーザーには嬉しい傾向ですよね。
着方だけで、違いを表すということは、9月までたっぷり浴衣を堪能できますよ!
浴衣 氷ドロップ(濃紺) ¥33600
半巾帯 ¥9450
オリジナル帯揚げ(夏用 絽縮緬) ¥3570
帯締め3分紐 ジュエリーライン(紫) ¥5250
帯留め 出目金(黒)アトリエ☆イボヤギ ¥3675
ちなみに、9月にお召しになる際に、コレだけはご注意!
半襟・帯揚などの小物はいち早く冬物に変わります。
季節を先取りして、小物から秋の気配を感じさせるのがお洒落ですよ。